百年に一度の秘祭で、姉の代わりによりまし役をすることになってしまった大学生の理久。いやいやながらも、千五百年にわたって理久の実家である神社に受け継がれてきた由緒ある儀式なので逃げるわけにはいかなかった。倉のなかでただ一人しばらく過ごすだけでいいと思っていた理久だったが、夜になるとなんと本物の犬神が現れて……!?無理やり契らされてしまった理久の運命はーー。
セシル文庫