高校生の初海は、幼い頃から親戚の家を転々としていたが、ある日突然名前も顔も知らない後見人に引き取られる。何不自由ない生活を与えられても不安と孤独は募るばかりだったが、ある日バイト先で出会った高辻のアシスタントとして働くことになる。一緒に仕事をするうち、自分の後見人も彼のような人だったら、と思うようになる初海だったが……。
ルチル文庫