「触れてはいけない。私を抱けば、あなたはまたつらい目にあってしまう」「お前の災いの予言ごと俺が背負ってやる」妖精の取り替え子・ルカは「災いの預言者」と皆に疎まれていた。その力を妖精王に消してもらうため、唯一の友達・ゼインの手を借りるが、そのせいで彼は追放されてしまう。11年後、ルカは海賊となったゼインと再会する。彼に過酷な運命をもたらすことになる、ある使命を胸に。だが、ルカを恨むゼインにいたぶられるも、秘めていた恋情は募り、使命を果たす決心が揺らいでいく。そして、その時はきて!? 二人がひとつになるとき、妖精界、人間界の命運を呑み込む大きな海流が動き始める──。
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