独自の染色技術を持つ李家の末っ子・伶偉(リンウェイ)は失踪した姉の代わりに、皇太子の妃候補として性別を偽って後宮に入ることになった。職人の子である自分が妃に選ばれる可能性は限りなく低く、すぐに里に帰れると考えていた伶偉。だが幼い頃迷子になった自分を少女と勘違いして助けてくれた青年に宮中で再会、彼に心惹かれてしまい……?
ルチル文庫