幼い頃に両親を失ったオリア。そんな彼女を育ててくれたのは悪魔のノワールだった。人間姿の時は恐ろしいほどの美形だが、普段は黒いモフモフ狼姿の彼。対価を払えば何でも叶えてくれる、兄のような存在だ。契約なんて関係なく、ずっと傍にいてくれたらいいのに……。そう願いつつも、オリアは幼い頃に交わした契約の内容を思い出せずにいた。「待てません。そろそろ私も限界です」けれど、あるきっかけで二人の関係は淫らなものに変わっていき──!?
ソーニャ文庫