バレリア王国の王太子セフィリアは最上級のアルファを産むことができる「奇跡のオメガ」。そのセフィリアが縁談話をことごとく断り続けているのは、七年前、運命の番に出会っていたからだった。しかしその相手、支配国の皇帝アンドラーシュは自らの暗殺計画首謀者としてセフィリアを拘束、自国へ連れ帰り軟禁してしまう。所有権を見せつけるように露悪的にセフィリアを犯すアンドラーシュ。運命の番と感じたのは過ちだったのか、それとも──。
シャレード文庫