充己が昔ながらの商店街に惣菜店“元気印”をオープンして一週間。商店街組合青年部の部長・呉服屋の菊乃井祥吾が様子を見に来てくれた。面倒見のいい祥吾のおかげで商店街にもなじんできた充己は、祥吾の5歳の息子・蒼吾とも仲良くなって毎日が充実、この商店街に来て良かったと思っていた。そんな時個人的に祥吾からお弁当を頼まれ、「よければ君も一緒に」と食事に誘われる充己。充己の作るお弁当を美味しいと食べてくれる可愛い蒼吾と優しい祥吾との時間がとても幸せで、この気持ちって一体──!?
ルチル文庫