思いがけず、辺境の侯爵邸でメイドとして働くことになったアイラ。屋敷の主人は、顔が見えないほど伸び放題の髪に、貴族らしからぬラフな格好をした、変わり者の若き侯爵ルーカスだった。普段は領地に引きこもり、社交界にも顔を出さない彼。人嫌いで誰とも結婚するつもりはないと渋っていたが、アイラに気づいた途端、態度が一変! 突然、結婚するとまで言い出して──!? 戸惑うアイラをよそに結婚話は強引に進み、初夜を迎えることになるのだが……?
ソーニャ文庫