兄や父を次々に喪い、即位したばかりの女王クレアは、残酷な女王マティルダが支配する隣国との戦に敗れ、囚われてしまう。だが、幽閉された古城で獄吏として現れたのは、かつてクレアの代わりに人質として隣国へ渡った幼なじみウィリアムだった!? ずっと好きだった彼との思いがけない再会を喜ぶクレアだが……。「君は、快楽に弱い普通の女だ」彼は、クレアの女王としての誇りを打ち砕くように、淫らな言葉で貶め、快楽に堕とそうとしてきて……。
ソーニャ文庫