嫡出の王女でありながら父に疎まれ、母とともに離宮に追いやられていたエステル。病床の母の世話をしながら慎ましく暮らしていたが、隣国の王マテウスと異母妹の政略結婚が決まり、侍女として付き添うよう命じられる。だが、赴いた隣国で現れた王は、数年前、エステルが命を助けた男で──!?「俺が欲しいのは、エステルだ」異母妹との結婚を棚上げにしてエステルに熱く迫り、快楽を教え込むマテウス。何やらこの政略結婚には裏があるようで……?
ソーニャ文庫