交通事故に遭い死んだはずの翔真はなぜかかすり傷程度。不思議に思っていると、暁と名乗る男から「お前の体にお子の魂を宿した」と告げられる。驚く翔真にさらに「本当はお前は事故で亡くなったが、魔族の魂を宿すことで傷を治した。その子がいなくなれば命はない」という。確かに翔真のお腹には何かがいる──。子供が生まれるまで身の回りの世話は自分達がやる、これからよろしくと言われ、あまりのことにパニック寸前の翔真。だが同居してみたら暁の料理は絶品、他の家事も完璧。さらに翔真の体を気遣ってお世話しまくりの暁にすぐに翔真は陥落。その上大好きな犬の姿にもなれる暁は、翔真のストレス解消のため毎晩抱き枕にもなってくれて幸せすぎる毎日で──!?
ルチル文庫