王太子ヒューバートの側近ライアンの朝は早い。ヒューバートはライアンが叱らないと起きないからだ。学友だった少年の頃から甘ったれで、でも逞しく美しく育った彼にライアンは恋していた。だが恋心は封じ、彼を支え彼の息子を見守るだけで満足している…はずだった。ヒューバートと妃の不仲を心配した王が、側妃を迎えろと命じてくるまでは。心を整理するためライアンは休暇をとって故郷に戻るが、なぜかヒューバートが追ってきて──!?限定SSペーパー付き文庫はこちら!
ショコラ文庫