「姫と盗賊……案外、悪くないのかもな」幼き日の恋を胸に秘め王へ輿入れするはずだったネーシャは、花嫁行列を襲われ囚われの身に。ところがネーシャを攫ったアティルは盗賊でありながら義侠心があり、皆に慕われる頭領だった。初恋の人を思わせる琥珀色の瞳にひとたび心と体を許せば、とろけるような恋の悦びがふたりを包み込む……。しかしアティルは逃れられぬ過酷な使命を背負っていて……。
ハニー文庫