辺境伯に任ぜられた王女ミルドレッドは、王都を離れる前夜、自身の護衛騎士で騎士団長でもあるライアンの部屋へ向かう。王都に残る彼と会える最後のこの夜、酔いに任せて初恋の彼に抱いてもらうためだった。自分を抱けと命じるミルドレッドに固まるライアン。しかしすぐに、「……いいのですか」と恍惚とした表情で抱きしめてきて……。情熱的に抱かれ、切なくも幸せな一夜を過ごすミルドレッド。けれど1年後、ライアンが辺境伯領に押しかけてきて――!?
ソーニャ文庫