さあ美しい聖女様、せいぜい穢らわしい野蛮人の身体の下で泣け――。聖教会の力を削ぐため、王の寵姫殺害の濡れ衣を着せられたソフィーヤは、氷獄・リクドーヴナへ流刑となる。極寒の地で死を覚悟するも、氷獄公マクシミリアンの思惑によってソフィーヤは彼の妻になることに。祈りの日々は遠ざかり、かつて聖女と崇められた身は、生きるため、逞しい身体と美しい青い目を持つ男のものとなるのだが…。
ハニー文庫