隣国へ嫁ぐ直前、原因不明の病に倒れ、昏睡状態に陥った王女アレシア。そこに現れたのは医師で伯爵のジャン・ルカだった。彼によりアレシアの病は少しずつ改善していくが、門外不出という彼の治療はなぜかひどく淫らなものだった。ふたりきりの部屋で組み敷かれ、“毒素を抜く”ための淫靡な行為は繰り返される。無垢なアレシアは彼を信じて治療を受け入れ、やがて恋をするようになるのだが、ジャン・ルカにはある目的があって……。
ソーニャ文庫