スープが自慢のカフェ“灯心亭"を営む森宮光春は、幼なじみのイケメン3人組、通称“三銃士"に見守られながら平穏な毎日を送っていた。昔から何事にも心を動かされず生きてきたのに、店に来た客──高校時代の先輩・九条庸介の姿を数年ぶりに見た途端、心がさざなみ立った。ミモザの中庭で過ごしたひととき、九条に会うと揺れる気持ちを何といえばいいのか分からなかった高校時代。「ミモザの花言葉は『友情』もしくは『秘密の恋』。みつは、どっちだと思う?」九条の甘い問いかけに、今度は何て答える──!?
ルチル文庫