没落令嬢のクロエは、病気の母親のため、高級娼婦の道を選ぶ。初めての相手は国王の賓客で武器商人のミハイル。クロエより一回りは年上のはずなのに、驚くほどに若々しい美貌を持つ彼。クロエはじっくりと時間をかけて初心な躰を開かれて、極上の快楽に溺れていく。「愛してるよ、可愛いクロエ」それは、彼がこの国を去るまでの仮初の言葉。わかっているのに惹かれる気持ちを止められない。だが彼がクロエに近づいたのは、ある目的のためだった──!?
ソーニャ文庫