両親を亡くし、修道女見習いとなっていたピオニーは、ある日、国王に見初められ、愛妾となるよう命じられる。国王はピオニーの初恋の人・ザックと瓜二つ。けれど、陽気で傲慢な彼は、寡黙で思慮深かったザックとはまるで違う。別人であることに落ち込むピオニーだが、次に会った時、彼は自分をザックだと言ってきて!? 「ようやく会えた」情熱的なキスに甘く優しい愛撫。彼は、昔と変わらぬ静かな愛でピオニーを包み込む。けれどザックにはとある秘密が──。
ソーニャ文庫