「貴女に憎まれたい。この世の誰よりも強く、深く」幼い頃大怪我を負ったせいで屋敷に軟禁されていたアレクシアは、ある夜、家族を殺されてしまう。血濡れの刃を手に殺戮現場に佇む男は、淡い恋心を抱いていたセオドアだった。十年前、彼女の父に濡れ衣を着せられたセオドアの両親は処刑され、彼は生きるために裏社会に身を投じたと知ったアレクシアは愕然とする。セオドアが彼女の家族を殺めたのは依頼された仕事でしかなく彼個人の復讐は果たされていないと、アレクシアの身体を強引に暴いて純潔を奪い──。
ソーニャ文庫