ヘリコプター運航会社の営業職として多忙な日々を送る草哉は、兄から「預かってくれ」と小さな甥っ子を押し付けられてしまう。まだ三歳の甥っ子・風太は、実は狐と人間のハーフ。完全な人型になる力をまだ持たないため耳としっぽが常に出た状態。そんな幼児を抱え、途方にくれた草哉は、高校時代の親友で実家の保育園を手伝っている誠一郎を頼ることにするが……?
ルチル文庫