幼い頃、『白い結婚』を前提に、公国の第二公子ガイウスと政略結婚した皇女ルイーザ。政治問題が片づき故国に戻されても、彼を一途に想い続けていた。だがそれから十二年、彼が結婚したという話を聞かされる。失意の中、ルイーザも政略結婚で別の国に嫁ぐことになるが、輿入れの途中で何者かに攫われてしまう。目を覚ますと、そこには成長したガイウスがいた。彼はうっとりとした眼差しを向け、ルイーザに愛を囁くと、当然のように身体を重ねてきて──!?
ソーニャ文庫