約六年前、国王の独断により父を反逆罪で処刑され、すべてを失ったクラウディア。修道院で慎ましく暮らしていたが、父の冤罪が認められ、運命が大きく変わる。国王の愚行を止められなかった償いとして、王弟アルヴィンとの結婚が決まったのだ。初恋相手である彼に、真綿に包まれるように大事にされ、淫らに愛される日々。彼は贖罪をしているだけ。そう思いつつも、クラウディアは彼との情事に溺れていく。だがその裏で、彼女を狙う動きがあって──!?
ソーニャ文庫