不可思議な痣のせいで不吉な王女と忌避されて育ったアリーシェ。“神の子”とされる聖帝の妃候補となるが、嫉妬した義母から命を狙われ、“魔の森”へと逃げのびる。人を喰う獣が跋扈すると恐れられるその森で助けてくれたのは、人間離れした美貌を持つ森の管理者グラムだった。アリーシェは、ぶっきらぼうながらも世話焼きで優しい彼に惹かれてゆき、このまま穏やかな生活が続くことを願う。だがあることがきっかけで、彼に抱かれる必要が出てきて……!?
ソーニャ文庫